
赤ら顔の種類とパターンで対策していくのが改善の近道
赤ら顔とひと言でいっても、症状は赤ら顔になっている原因により違ってきます。
毛細血管の拡張が共通点ですが、赤ら顔の範囲や症状が出ている場所、色の濃さも変わります。
赤ら顔にはいくつか症状の種類があるので、症状にあった対策が必要です。
ここでは、恥ずかしいときや暑いときなどの「ほてり」での赤ら顔は省きます。
慢性的な赤ら顔の症状になりますので、ほてりが気になる方は冷え症は赤ら顔になりやすい!?冷えのぼせ対策方法の記事が参考になります。
赤ら顔の種類と対策方法
赤ら顔対策は共通点が多くあるものの、原因となる部分が違うので全て同じ対策というわけにはいきません。
症状に合った対策をして、今の状態から脱出しましょう。
アトピー性皮膚炎
症状
アトピー性皮膚炎は、慢性的な炎症を伴う湿疹です。
強いかゆみがあり、皮膚を傷つけたために起こる雑菌の感染症、皮膚の異常乾燥など症状が多様化しています。
また、ステロイド軟膏による副作用である「毛細血管の拡張」で、顔の赤みがより強く出てしまいやすいです。
パターン
アトピーで赤ら顔になる方は、ステロイド軟膏を塗っている場合が多いです。
目の周り、頬骨、口周りと摩擦による皮膚の剥離や感染症になりやすく、ステロイドの副作用の毛細血管の拡張・雑菌への抵抗力の低下などが長期使用されている方が陥るパターンになります。
痒みが出る→掻く→掻くことで皮膚が炎症を起こす・爪で傷ができて雑菌が侵入する→さらに炎症して痒みを起こす
これを繰り返していくうちに、皮膚も薄くなります。
皮膚が薄いのと、かゆみや雑菌により継続する炎症、長期使用によるステロイドの副作用で慢性的な赤ら顔に。
対策
掻くことで炎症する悪循環をまずは断ち切ることを考えます。
痒みが出るのは刺激、つまり肌が乾燥したり薄くなったりして敏感になっている状態が多いです。
その場合、皮脂の分泌も少なく、水分での保湿をしてもすぐ乾いてしまいがち。
だから、保湿は保湿でもうるおいだけでなく、うるおいを維持する・うるおいを閉じこめる保湿をプラスしていくと保湿が効く状態になります。
ステロイド軟膏は、スキンケアの割合を少しずつ増やして使う量を減らしたり、軟膏の強さを徐々に弱くしていくステップダウン方式で赤ら顔への影響を少なくしていきます。
保湿がきちんとできて皮膚バリア機能が回復し、炎症が静まっていけば痒みも減って赤ら顔も減少します。
脂漏性皮膚炎
症状
脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌により炎症を起こしたり、湿った皮膚が剥がれ落ちたりします。
原因は遺伝による先天性なもの・生活習慣・ストレスなど多様化していますが、皮膚の常在菌であるマラセチア(真菌)というカビ菌が皮脂を分解して炎症を起こしているといわれます。
赤ら顔の場合、皮脂の分泌が多いTゾーンや鼻のきわが赤くなりやすいです。
酷くなってくると、顔全体が真っ赤になって常時赤みが引きません。
また、皮膚バリア機能の低下により皮脂の過剰分泌を起こした場合でも、脂漏性皮膚炎になりやすくインナードライで赤ら顔になります。
パターン
脂漏性湿疹の原因といわれるマラセチアが皮脂を分解すると、皮膚の炎症の原因となる遊離脂肪酸へ変質します。
炎症を起こすと皮脂がさらに分泌され、皮脂が増えればマラセチアが増え、炎症も広がってしまうスパイラルに。
対策
皮脂の分泌を正常化し、皮膚バリア機能とターンオーバーを整える角質ケアが脂漏性湿疹を少しでも抑えていく対策になります。
洗顔石鹸で皮脂を落し過ぎたり、ピーリングをし過ぎたりといった良かれと思ってやったことが、皮脂の過剰分泌を招きます。
まずは肌へのダメージを減らして、皮脂の過剰分泌を減らしていくことが大切。
また、脂漏性湿疹にはビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCが不足して悪化している場合もあるので、不足したビタミンを配合し、毛細血管が拡張し停滞した血液の循環を促すサプリがオススメです。
アレルギー性皮膚炎
症状
アレルギーで、赤ら顔になる多くがアレルギー性皮膚炎。
アレルギー皮膚炎は、アレルギー症状が皮膚に起こった状態で食物アレルギー・接触アレルギーが赤ら顔になりやすいです。
花粉症やハウスダスト、動物の毛やシックハウス症候群といったアレルギーの場合、顔と空気や花粉・ホコリなどの接触により過剰反応していまいます。
皮膚にかゆみ・かぶれ・赤み・腫れといった症状が出て、酷い場合はアナフィラキシーショックを起こすことも。
食べ物や薬、金属との接触でも赤ら顔になる場合があります。
パターン
アレルギーを引き起こす物質との接触が続くと、アトピーのように慢性的な皮膚炎になるケースがあります。
例えば、玄米が体に良いという情報から毎日食べてアレルギーを起こして、それに気が付かない継続的な摂取。
仕事で繊維を扱っている場合の繊維アレルギー、家が新築で気化した化学物質が引き起こすシックハウス症候群といったのも慢性的な接触になります。
医師の処方で出されるステロイド軟膏も、赤ら顔が長期に続く症状により長期使用となり、副作用の毛細血管の拡張により赤ら顔も慢性的なものへ。
対策
アトピー性皮膚炎と違って、赤ら顔の原因となるアレルゲンとの接触が無くなれば、症状も落ち着きます。
しかし、何がアレルギーを引き起こしているのかがわからなければ、アレルギー性皮膚炎は治まりません。
なので、部屋に空気正常機を設置したり、喚起や掃除をして空気を入れ替えたりして、ハウスダスト・カビ・部屋の空気によるアレルギーを対策します。
食べ物や飲み物が原因の場合は、どれで引き起こしているのかを特定するため食事日記をつけることをおすすめします。
毎日食べているものを日記につけることで、継続して食べているものを一旦やめてみたり、違うものに変えてみたりしながらアレルギーを引き起こしているものを特定できます。
ニキビ・ニキビ跡
症状
赤ら顔になるニキビは、頬・フェイスライン・おでこになります。
大人ニキビの場合、おでこは皮脂や毛穴汚れによる雑菌の繁殖が主な原因。
頬とフェイスラインは、ホルモンバランスの崩れと乾燥肌が主な原因になります。
赤ら顔になるニキビの場合、赤ニキビが無数にできていることが多く、ニキビ跡も炎症が引かずに赤みを帯びています。
パターン
ニキビが気になって手で無意識に隠したり、頬杖をついたり。
手には汚れ以外にも雑菌がいっぱいついていますし、ニキビに刺激も与えてます。
日々のストレスに不規則な食事、睡眠不足はホルモンバランスを崩すから、ニキビ悪化の要因に。
対策
毛穴汚れや角質ケアを頑張っても、どんどん酷くなるだけ。
まずはニキビに刺激を与えないことです。
洗顔石鹸もピーリング成分不使用なものを選び、化粧品も皮膚バリア機能を考えた保湿を重視して外部からの刺激を極力減らすのがベスト。
ニキビ跡の赤みは、ニキビが表面上無くなっていても皮膚の下の方にある真皮層では炎症が継続しています。
一般的な化粧品では、真皮層まで成分が届かない(薬機法上)ので、炎症を鎮める成分が入ったサプリの内服もアリです。
日焼け
症状
紫外線により日焼けして赤ら顔になる場合、日焼けというよりも軽度の火傷に近い状態になっています。
皮膚は、メラニンの働きで色を黒くして紫外線から肌を守ろうとする働き(サンタン)があるのですが、色が黒くならず赤くなってしまうサンバーンという炎症状態の場合はダメージを受けている状態。
元々メラニンの量が少ないので、紫外線のダメージが大きく、シワ・シミができたり皮膚の老化が進むのが、肌が茶色くなる人と比べて早いです。
また皮膚がんにもなりやすいといわれています。
顔は化粧品やUVクリームでケアしている女性が多いですが、汗で流れてしまったり、うっかりUVケアし忘れていたり、男性で紫外線対策なんてしていない場合に赤ら顔になってしまいます。
パターン
日焼けして赤くなって失敗したなって思う方は、何回も同じ失敗を繰り返すことが多いです。
海やプールだけじゃなく、山登り・スキー・公園・運動会・サイクリング・夏祭り・など紫外線に長時間当たるだけじゃなく、日に当たるだけで紫外線の影響は受けているのでUVケアしていなければ赤ら顔になる可能性があります。
室内でも紫外線A波だとガラスなどを貫通してくるので、肌の奥までダメージが届き炎症を起こすことも。
うっかりUVケアを忘れたり、UVケアをそもそもしていなかったり、そんな方が何回も紫外線で赤ら顔になっています。
対策
日焼けで赤ら顔にならないためには、なんといってもUVケアです。
UVクリームや化粧品には、SPFとPAがありますが、これはUVAとUVBからどれだけ肌を守れるかが書いてあります。
肌の表面を焼く紫外線B波(UVB)はSPFの数値で赤くなるまで防げる時間を表示しています。
10で20分、SPF30なら600分で10時間の日焼け止めという目安です。
PAはUVAからどれだけ守れるかになります。
PA++++からPA+まであって、+が多いほど効果があります。
紫外線というと夏ってイメージがありますが、春から強くなっていて冬でも思っている以上に降り注いでいます。
特にUVAは年間通して結構な量があり、ロングUVAやディープUVAと呼ばれる(メーカによって呼称が違うだけ)波長が長く真皮層まで届く紫外線には、赤ら顔になりやすい人が特に注意するべきポイントです。
また、塗り方や個人差で数値よりも短い時間で赤くなったり、実は紫外線が届いてしまっていたりという場合もあります。
しかし、やらないより圧倒的に違いがでるので今からすぐに対策するべきです。
昔はSPF値やPA値が高いUVケアは、肌へのダメージがあって被れたりしてしまうこともありましたが、最近のUVケアは優れていて、低刺激でUVケアしてそれ自体が赤ら顔になることは減りました。
紫外線対策していないで赤ら顔になっているなら、すぐにUVケアを継続すること
10代でも20代でも早ければ早い方がいいのは美白でも言われていますが、日焼けも同じです。
気が付かず40代になってしまっても・・・今すぐ始めればやっぱり肌の赤みは違ってきます。
シミと色素沈着
症状
加齢や紫外線によりできたシミ、傷や摩擦でできた色素沈着、それが赤ら顔と合わさって赤茶色っぽい状態。
アトピー肌の方や、紫外線対策をしてこなかった方、色白で皮膚が薄い敏感肌の方がなりやすい症状で、30代から次第にTゾーンや頬に出やすいです。
パターン
赤ら顔の状態で、肝斑やシミができるのは元々肌が弱い場合が多いです。
刺激に弱い肌だから、痒みが出たり、つい擦ったり。
手で頻繁に摩ったりするのも、摩擦が生まれて肌にダメージを与えてしまいます。
何年か繰り返していると、色素沈着し、赤ら顔とシミや肝斑が合わさった赤茶色っぽい状態の肌に・・・。
対策
肌が薄い人や敏感な人がなりやすいので、日頃からのスキンケアがとても重要になってきます。
皮膚バリア機能が低下している場合が多いので、うるおい・水分維持・水分の蒸発を防ぐ蓋と表皮の保護を考えた保湿が必要です。
成分は、水・コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド・エラスチン・植物由来成分・植物油・動物油など色々ありますが、どれがどんな役割なのか知っていますか?
うるおい
・水
水分維持・ハリ
・コラーゲン
・セラミド
・エラスチン
・ヒアルロン酸
・リピジュア
・プロテオグリカン
水分の蒸発を防ぐ・肌の保護
・ホホバオイル
・オリーブオイル
・椿油
・馬油
・スクワラン
保湿成分というと、水分維持や肌のハリを与える成分が一番有名です。
しかし、それだけでは保湿を実感できません。
なぜなら、水分を維持しようとしても、水分が足らなく蒸発してしまうからです。
皮膚が薄い場合、水分維持は重要項目ですが薄い分、水分が蒸発しやすい肌でもあります。
なので水分を捉えたら蒸発させずに蓋をするオイル成分が必要になってきます。
皮脂が本来その役割を果たすのですが、皮膚が薄いと皮脂の分泌量も減ってカサカサ乾燥肌になりやすいです。
だから、外部から補う形になります。
水分は浸透力が高いイオン水や、ミネラルが豊富な海洋深層水、ミネラルと殺菌力もある竹のミネラル水などがあります。
やはり普通の水とは違って、他の成分との相乗効果も期待できるから、保湿するなら水のチェックは怠ってはいけません。
水分を維持するコラーゲンやヒアルロン酸は、分子が大きいのでそのまま配合している場合は浸透しないで表皮に残ります。
せめて水溶性になっているもの、できれば低分子、あればナノ化されたものがオススメです。
さらに、紫外線対策をして、既に赤茶色く色素沈着もある場合は美白化粧品を上手に使っていくのも手です。
ただ50代になると、ターンオーバーがかなり遅れるので美白化粧品の実感が遅くなりますから、美容外科で素早く対策するのも検討する余地があります。
赤ら顔は皮膚が問題だからスキンケアは怠らないこと!
赤ら顔は、外部からの刺激や皮膚へのダメージを起こしている場合が多いです。
皮膚バリア機能を正常化していくと防げる赤ら顔もあるので、スキンケアは男性でも毎日続けた方が目立たなくなります。
アトピーやアレルギーの場合は、治療優先になることもありますが、スキンケアも可能な皮膚状態なら行うべきです。
ただ、赤ら顔になる方は刺激に敏感な場合が多いので、刺激が強すぎる成分は避けること。
スキンケアが大事だからと始めて、より赤ら顔になってしまったら意味がありませんので成分チェックは忘れずに。
白漢しろ彩
赤ら顔は血行不良や微弱炎症、ほてり、肌バリア機能の低下といった要因がありますが、その全てが毛細血管の拡張に繋がり赤ら顔になっています。
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